突然仕事を辞める夫
数日前仕事から帰ってきた夫とくだらない話をしていたら、突然「あ、ひとつ報告があります!」と言われた。
「今日社長と面談して喧嘩して、来週で仕事辞めるわ!」と。
寝耳に水である。
夫は3ヶ月前から今の会社に勤めていて、社長は若い中国人。就業時間を過ぎても仕事をすることを求められ、夜中にお客さん対応のため外出なんてこともざらにあった。
もちろん休日手当、残業代なんか全くない。
そんな中でも責任感の強い夫は仕事に励み、お客さんからそのサービス精神を評価され、上手くやっていたのだが、社長には全く伝わっておらず。
面談の中で喧嘩になり、じゃあ退職してやる!となったわけだ。
突然のことに驚きはあるが、仕事を急に辞めてくるのは一度や二度ではないので慣れたものだ。
そして自分自身も突発的になにか大きな決断をし、家族にも事後報告するタイプなので、今回のこともまあしょうがないよね〜と思っている。
楽観的で無計画な夫婦である。
しかし台湾人あるあるなのか、日本人よりは簡単に仕事を辞めるし、上司や社長にも物怖じせず自分の意見をビシッと伝える姿勢は見習うべきものがあるかもしれない。
数年前にTwitterでこんな文言に出会った。
「日本では個人が心の中で思ったことの6割を実際に言うことができる。
アメリカでは思ったことの8割を言うことができる。
台湾では思ったことの9割を言うことができる。」
そう、台湾はあのアメリカよりもフリーダムに自己主張できる雰囲気がある。
常に空気を読み、和を乱すことを恐れるあまりストレスを溜めてしまう日本人は、少し台湾人から学ぶべきことがあるのかもしれないと考える今日この頃である。