無目的人生

常に人生さまよっているアラサー。自由人で超ポジティブな台湾人夫がいます。

大阪、中国人多すぎ問題。

東京から大阪に移住してもうすぐ5か月になります。

23年間東京で過ごしたわたしがいきなり大阪に移住して、
この5か月で感じたことについて書きたいと思います。


そもそも大阪はわたしにとって全く馴染みのない土地ではありません。
親が大阪出身で、年の近いいとこや祖父母も住んでいるため、小さいころから年に1・2回は訪れていました。

ところがある時を境に訪れる機会はなくなり、旅行で大阪に行くこともなく・・

思えば小さいころから大阪に来ても親戚と会う、あるいはUSJで遊ぶくらいのことしかしてこなかったので、
今回の移住で初めて心斎橋や難波といった中心地を歩いて、素の大阪を知ることになったので新しい発見がたくさんあります。


その中でも一番の衝撃だった、大阪、中国人多すぎ問題について書きたいと思います。





まず大阪に来て驚いたこと。ここは中国か??という程の中国人比率。
心斎橋~難波間は冗談抜きで日本人より中国人の方が多い。
歩いていて聞こえてくる会話は中国語。
軒を連ねる薬局で呼び込みをしているのはほぼ中国人。
呼び込みも「いらっしゃいませー」ではありません。
「欢迎 欢迎~!」。

東京でも銀座なんかはリッチな爆買い中国人がたくさんいますが、ここまでの人口密度ではないです。

なぜこんなに中国人観光客が多いのか?


〇地理的要因

現在訪日外国人の75%が東アジア・東南アジアからの観光客だというデータがあります。
つまり彼らにとっては成田空港より関西国際空港の方が距離的に近く、値段も安く単純に旅行しやすい。

さらに関西は主要な観光地がギュッと固まっていて限られた時間でもいろんな場所を観光することができます。
現在大阪市内に住んでいますが、神戸、奈良、京都それぞれ1時間で行けるというのは関東出身者からするとすごいことです!

東京に住んでいるとき、都会の喧騒から離れて癒されるためによく鎌倉に行っていましたが、1時間半かかりました。
箱根とか日光となるとその倍以上時間がかかります。日帰りで行くには少しきついかも。

その点関西のギュッと感は旅行者にはすごくありがたいのです。

関空のある大阪でホテルを取って、日帰りで京都や奈良に行くのも楽ですよね。

これがアジア、特に中国人観光客が大阪に密集する地理的な要因かと思うのですが、それだけじゃないと思っています。



〇大阪人の気質による要因

実は大阪に来てから、いまだに大阪人の友だちがほとんどできないわたし・・・
その反面(?)中国人の友だちが何人かできて、たまに遊んだりしています。皆、旅行者ではなくワーホリや留学、就職などで大阪に住んでいる中国人です。

彼らが口を揃えて言うのは、「大阪人、中国人とよく似ている」ということ。

なんでも、人との距離感が中国人同士と近いものがあるため、暮らしやすいのだとか。


確かに東京人と大阪人の一番の違いって、人との距離感だと思います。

何度か仕事の都合上朝の5時ごろにタクシーに乗ったときに遭遇した、運転手さんの早朝とは思えないテンションの弾丸トーク

こじんまりとした飲食店にてひとりカウンターで食べていると自然に話しかけてくるコミュ力の高さ。

「それいくらで買った?」「お給料どのくらいもらってるの?」という東京人には禁断の質問をナチュラルにしてくる感じ。

この給料いくら?って質問は中国人同士でも普通によくある会話らしいです。適当に答えればいいんだよと教えてくれました。


この少々お節介ともいえる人との距離感の近さとか、初対面でもガンガン話しかけてくるフレンドリーさが中国に近くて居心地が良いらしいです。

あとは個人的に、声がデカいのも似ているなーとおもいます・・・


中国人にとって、大阪は単に旅行先として人気なだけでなく住む場所としても人気ということだと思います。

もちろん、日本で文化の最先端が集結しているのは間違いなく東京。大阪出身の芸能人も有名なユーチューバーも、故郷を離れ東京に在住しているのも悲しいけど事実です。

それでも大阪が東京に次ぐ単なる地方都市だとは思わないです。
実際にここに住んで、仕事をしていると、同じ日本でも明らかに違う文化が存在しているとわかるし、いい意味でローカル感が残っているのも魅力だなあと思います。


そしてそれがお隣の中国と少し似ていてうまく共存しているのが面白いと思うのです。


大阪にあと数年は暮らすつもりので、もっと深く知りたいなーと思う今日この頃です。